■ 生き残りをかけたドタバタ劇 ~ 勘違い Fall in love ~

【よーするに】 近距離で見せつけてホレさせる

例え話をしよう。狭い居酒屋。二人で席についた男女。互いの事はあまり好みのタイプじゃないので恋愛感情は特にない。

 

しかし、いつしか「おかしい!なぜかこの人にドキドキする!なぜ?」ってなり、「あれ?ひょっとしてこの人のことチョッと好きかも」って事になったりする。

 

間近で互いを見ながら至近距離で会話を続ける事による錯覚(実はたいして好きではない=「勘違いのフォーリン・ラブ」)だったりするんだけど、これを商売に活用するとモノがよく売れる。

 

ここからは恋愛の話じゃなく、うちの店(小さな銭湯)の話。

 

初夏から秋口までクリームソーダを売ってた

 

 

よく売れるんだこれが。夏場は月間で500杯近く。美味しかろうが美味しくなかろうがまだわからないだろうに次々と注文が入る(食べると実際おいしいっス)。

 

で、知り合いの日帰り温泉やスーパー銭湯の社長たちに聞いたら「クリームソーダはそんなに売れない」だって。

 

何故うちみたいな極小の店のほうがたくさん売れるか。答えはそう「店が小さいから」なのだ。

 

おいしそうなクリームソーダを間近で見せられると「なんかおいしそう、自分も食べたいかも」とつられてつい買ってしまう。これがループして次々に注文が入る。

 

でもレストラン席数が数十席、時に100席以上もある日帰り温泉やスーパー銭湯だとこうはいかない。客数あたりの注文率は小さなお店に軍配が上がるのだ(うちの銭湯なんか10席以下・ニヤリ)

 

【ポイント】
店の狭さ、ロビーの狭さの利を活かすべく、見栄えするインパクト強い商品をつくって「はい!クリームソーダお待たせしました!」みたいに周りに毎回アピール。

 

最初はたいして欲しくなかったのについ自分も買ってしまう・・・。この現象を利用した売り方を我々ニコニコ温泉社では奥義としてこう呼んでる。

 

奥義! 「勘違いFall in love」!

 

ネーミングがダサいのは百も承知!
でもクリームソーダだけでなく、クラフトビールやアイスクリームとか他の商品でも効果抜群の強力な奥義なのだ。

客単価は爆あがりよ(ニヤリ)

おしまい

投稿者:

まがみ ゆうたろう

まがみ ゆうたろう

やりたい事で生きてく時代到来で事業家に転身。 想定外で若干苦労するも、歩きながら考えてるので気にならない。 ベンチャー企業やる理由は、小学生の頃の自分に胸張りたいから。 今の肩書は、ニコニコ温泉株式会社CEO  変態的でもいいので銭湯経営術を確立中♪

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