今こそ極小老舗商売~金かかりすぎて新店出せない!

銭湯・風呂屋は社会インフラだ、大事だとか言われる。
けれど一軒つくるのにメチャクチャ金かかる。

今の建築相場なら新築銭湯で3億円以上、標準サイズのスーパー銭湯なら10億円かかるだろう。インフラどころか、今の数を維持することすら心もとない。

 最近目立つ「夢だったので風呂屋はじめたい」と風呂業界に希望をもって踏み込んでくれる人たちも、現実を知ればおいそれとそれを口にできない。

 よほど安定した企業ならともかく、投資の重たさにふつうの企業でも「そんなに金かかるんですか…」と腰がひけてしまうはずだ。

だけどいつも思う。

つまるところ風呂って、例えばドラム缶に焚火でお湯わかせば、それはもう立派な風呂だろうって。極小な商売どころか「極・極・極小」かもだが、ドラム缶風呂たくさん並べる風呂屋つくったところで建築費は何億円とかかかるわけがない。

開業には種々の基準をクリアしなきゃならないけど、それ考慮したってドラム缶風呂の風呂屋なら店全体で数百万円ほどでできるはず。

こんな風に考えたら、風呂業界もなんだか明るい気がしてくる。我々は風呂を商売にしてるプレーヤーだけに、ぜひそうなってほしいし、自分たちの行動で風呂界隈を明るくしていけたらと思ってる。

おしまい

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【 真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)】

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まがみ ゆうたろう

まがみ ゆうたろう

やりたい事で生きてく時代到来で事業家に転身。 想定外で若干苦労するも、歩きながら考えてるので気にならない。 ベンチャー企業やる理由は、小学生の頃の自分に胸張りたいから。 今の肩書は、ニコニコ温泉株式会社CEO  変態的でもいいので銭湯経営術を確立中♪

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