【よーするに】
「小さいから、売上サクっと伸びるし頑張ろう」ってこと
小さな商売、それも夫婦とか家族2~3人でやってる極小サイズの商売。
極小サイズの商売は、売上下がってくると 取り戻すパワーと意欲が維持されない。下手するとズっと業績下がり続けるのだ。
だがあまり悲観しなくてよい。極小老舗商売は意外にも回復力を持ってるのだ。極小サイズだけに、少し頑張れればわりとサクッと売上増になる。
最初は踏ん張りどころ。踏ん張って売上を少し伸ばし、少しだけ利益を確保。
利益を維持し、少し増えたお金で仲間を増やす(雇用する)のだ。
一緒に働いてくれる仲間が増えれば、作業が楽になって意欲もプチ回復する。
作業分担はもちろん、一人ではできなかったことも「しゃーない、やるか」とトライできるようになる。
じゃあ、肝心の売上増をどうするか。
これにはコツがある。余ってる場所を使うのだ。
「小さな商売、小さな店。場所なんて余ってないよ」と思うかもしれない
だがここで考えてほしい。
小さな店でも壁はある、天井はある、屋根ある、トイレ・鏡とかある。
そこを使うのだ。
ひとつ例をあげよう
~フロナカ書店街~
❶ 小さな銭湯が壁を使って本棚を設置。
❷本棚のそれぞれの枠を「自分で書籍・マンガを売る小さな本屋さんやりませんか? 『レンタルスペース』として貸し出しますよ っ」てサービスを開始。
❸本棚ひと枠を4000円/月で貸し出したら、けっこう希望者がいて、毎月の売上が5万円ほど増えた
(4000円/枠・月 × 13人(枠)に貸し出し = 52000円/月)


余ってた壁に本棚つくるだけだから投資額も少ない。大きなチャレンジってわけでないし、よしやるか!と思えば結構はじめられるサービス。
それで毎月5万円の売上(=ほぼ利益も同額)が増えるんだから、小さな商売としてはかなり助かる。
金ない、技術ない、人手不足・・・。ないない尽くしなのは、最初はまぁ仕方ないが嘆いててもどもならない。 いったん受け入れて知恵をしぼる。アイデアわかねばネット検索とかで真似できそうな実例を探して取り入れる。
毎月の売上増が、壁で1万、天井で1万、屋根で1万とかになり、月数万円の売上増になれば、それだけで極小商売は商売がけっこう楽になる。
実例(フロナカ書店街)みたいなことを立ち上げて続ければ、どんな老朽化した老舗でも、極小商売はみるみる回復をはじめるのだ。
小さいからこそと 前向きに考え、コツコツ売上伸ばそう、でもって仲間を雇用し、少しづつ元気な店になろうじゃないか。
★ポイント★ : 「壁に売上、天井に利益」
(※天井で売上・利益増の事例もある、後日に紹介予定)
おしまい
真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)
★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【まがみ ゆうたろう】