■銭湯やらない?

「銭湯の経営やらない?」

そう言われたのは2015年の夏ごろ。

仕事を4つくらい転々とした僕が、その後珍しく長く在籍した会社にまだいたころ。
部下を持ったり、プロジェクトチームを組んだりしながら、目まぐるしく働いてた。

自分が銭湯を経営するなんて、これっポッチも考えていなかった。

美女に囲まれてハーレムで一生モテモテで楽しく生きる、それくらい現実の自分のイメージからかけ離れた、銭湯経営の依頼と申し出。

珍しくまじめに一週間くらい考えた。

あれから3年。

今、僕は銭湯のベンチャー企業を率いて、東京と神戸などで銭湯を切り盛りしながら日々騒がしく生きてる。

以前の会社。始発の新幹線で出張し、クタクタで終電帰宅してた頃の仕事とは全く違う、風呂屋で働く自分がいる。

このブログは、かつて朝から晩まで企業に順応して生きてた僕が、ひょんな事から銭湯を経営することになり、歩きながらベンチャーやってる話をラフにつづります
(続く)