今こそ極小老舗商売~金かかりすぎて新店出せない!

銭湯・風呂屋は社会インフラだ、大事だとか言われる。
けれど一軒つくるのにメチャクチャ金かかる。

今の建築相場なら新築銭湯で3億円以上、標準サイズのスーパー銭湯なら10億円かかるだろう。インフラどころか、今の数を維持することすら心もとない。

 最近目立つ「夢だったので風呂屋はじめたい」と風呂業界に希望をもって踏み込んでくれる人たちも、現実を知ればおいそれとそれを口にできない。

 よほど安定した企業ならともかく、投資の重たさにふつうの企業でも「そんなに金かかるんですか…」と腰がひけてしまうはずだ。

だけどいつも思う。

つまるところ風呂って、例えばドラム缶に焚火でお湯わかせば、それはもう立派な風呂だろうって。極小な商売どころか「極・極・極小」かもだが、ドラム缶風呂たくさん並べる風呂屋つくったところで建築費は何億円とかかかるわけがない。

開業には種々の基準をクリアしなきゃならないけど、それ考慮したってドラム缶風呂の風呂屋なら店全体で数百万円ほどでできるはず。

こんな風に考えたら、風呂業界もなんだか明るい気がしてくる。我々は風呂を商売にしてるプレーヤーだけに、ぜひそうなってほしいし、自分たちの行動で風呂界隈を明るくしていけたらと思ってる。

おしまい

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【 真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)】

今こそ極小老舗商売~魅力の深堀りでエンジン点火!

戦後から続き、長く休業した末に復活した小さな銭湯。
今年春、その銭湯で『ふろタイル100人展』という取り組みをやった。

世のクリエイター達に「あなたのイラストや写真を、浴場のタイルに 想い想いに展示してみませんか」と、ネットや店内で作品募集したのだ。

ビックリした。

ある日を境に、ネットを通じて次々と申込みがきたのだ。

『ふろタイル100人展』の当日、小さな風呂屋の浴場は100人のクリエイター作品に彩られ、いつにも増して明るく、お風呂客が楽しめるものとなった。

これすごいと思う。何がすごいかというと、

どちらかと言うと脇役だった無数のタイルが、多彩な価値を放ち、さらにお風呂客はお湯につかりながら100人のクリエイター作品を見て大喜びだった。

近隣はもちろん、遠い場所からもネットを通じ多くのクリエイター作品が小さな浴場に集まった。

工事や設備投資を伴うリニューアルではなく、風呂屋の現場スタッフたちが手作りで風呂屋の価値を深めることができた(かかった費用は約5万円)。

今回は参加費無料の企画だったが、作品を応募してくれた方々から「有料でもよいのでタイルをずっと使わせてもらいたい」と言ってもらえた。つまり仕組化できれば小さな風呂屋の小さなタイルが、収益を生む可能性が出てきた。

などなど、数えればまだまだたくさんある。

見落とせないのは、風呂屋のタイルは別に珍しいものでなく、何十年前から当たり前のようにあったもの。そのタイルが今の時代に眩しいほどの価値を持ったこと。

うまくいけば、小さな風呂屋はこれで未来を見続ける(売上が確保され、人を雇ったり設備を直したりできる)ことができるだろう。

誤解を恐れず言えば「壁とかタイルが、風呂屋の未来を開く」とも言えるのだ

新しい価値とか、価値を進化させるのは、もちろん大事。
ただ浴場のタイルのように元々あった価値、休眠してしまってた価値を再起動させるのは、それ以上に大事なんじゃないかと思う。

小さな商売の風呂屋にも、サウナや絶景露天風呂、冷たい水風呂だけでなく、元々そこにあった壁画やタイル、鏡といった奥深い価値が、動かなくなったエンジンのように普通に今も転がってる。

エンジンをもう一回点火する。それも以前よりちょっと深堀りした価値をのっけて。

 暖簾(のれん)や鏡、桶やタイルの価値が息を吹き返して、お客さんを喜ばせ、売上に貢献し、風呂業界全体を元気づける日は近いと感じている。

おしまい

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【 真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)】

今こそ極小老舗商売~サウナないのに水風呂4倍

銭湯は極小老舗商売。小さな商売だし、あんまりお金ない。
だからと言って何もしないとジリジリしんどくなる。

困ったときは長所伸展、店の強みを伸ばす。

そしてお金ないから、できる範囲でやる。
つまり施工はほぼDIY。

長所を伸ばして、お金も極力かけない。
でもちゃんとそれなりの結果につなげる。

神戸の店「湊山(みなとやま)温泉」は、これを実践した。
何をしたか。

 湊山温泉は水風呂が大人気。理由は自慢の温泉が贅沢にかけ流しで注がれる、「天然温泉(温度は26度くらい)かけ流しの水風呂」だから。

利用者が順番待ちになるほど。

 でもこれ言い換えれば、水風呂が狭くて、入ろうにも常に順番待ちしなきゃならないってこと。温泉かけ流しは長所なのに、それが不満に直結してしまっていたのだ。

 

 長所は伸ばす。これ基本。崩しちゃいけない。単純に水風呂をでっかくすればいいが、それだとお金がかかる。

ザックリ150~200万(税込)以上。うむむ、しんどい。

 ならばDIYで投資抑える。

DIYで水風呂を増やすとかできるのか? 
できる。そこは知恵と工夫だ。

 コツは開き直ること。


 浴槽は安い樽(5万円/個)を買ってきて浴場にボンっと置くのだ。

ネットで樽を注文して、DIYで加工した


 かけ流しなんだから貯水(貯温泉)タンクに塩ビとかホースを突っ込んで、小ポンプで樽に流し込むのだ
(【注】ドバドバ流すと下水代が跳ね上がる為調整してかけ流す)。

 追加でバスリブ(4万円)を楽天で買った。

文字通り浴場にドン!ドン!と置く。既存の水風呂とあわせ、
樽2つ + バスリブ1つ + 元々の水風呂 = 合計4つの水風呂

写真左奥のバスリブは楽天で購入、樽2つもネット通販で購入。
既存水風呂とあわせて4つの水風呂!

 お客さんの順番待ちはほぼ解消。
温泉かけ流しという長所が、長所として活かせれるようになった。

 客数が強烈に増えたとか、売上がすごい伸びたとかじゃあないけど、ジワジワとお客さんの満足度アップにつながってる。
そして狙い通り「地域内で一番」のアイテムを浴場にゲットした。

水風呂を4つも持ってる風呂屋なんてない。ある意味オンリーワン。

オンリーワンになれば、そのうち勝手にクチコミされ客数は増えていく。
店の長所・強みを活かしたオンリーワンなら効果てき面。

金ない、狭い、リニューアルできない、ではなく、こだわらずにせっせと手足を動かす。店の雰囲気は停滞せずメリハリが保たれる。

結果、強みがさらに強くなり、お客さん喜んで客数増える。

こういうの、極小商売ならではの動きだと思う。
おすすめなのだ👌

おしまい

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【 真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)】

今こそ極小老舗商売~小さく始めて小さく増やす

勢いってある。今のサウナ人気がそれ。
サウナは昔からあったけど、今のサウナ人気は、当時の延長線上にはない。

ドラマ「サ道」は、実は10年以上前に単行本化されてたけど当時はブームどころかほとんどの人が知らない存在だった。

ところが、今一周回ってサウナはとにかく人気。もはやサウナブームは新しいサウナ市場を生み出してしまった。だからサウナがあちこちで生まれるし、利用者も通う。

そう、この新しく市場が生まれたときって、商売する立場は「流れに乗る、勢いに乗る」って大事になる。

ってことで、うちはまずひとつ個室サウナは風呂屋の脱衣場に設置した。これがいきなり大人気。予約殺到でこまったほど。

この勢いに乗るにはどうするか。実行したことは実にシンプル。

個室サウナを2倍に増やした。

またまた人気で、売上がまた伸びた。サウナ増やすのにお金足りなくて銀行に借りに行ったけど、一つ目がうまくいっての追加投資なので、まぁ貸してくれるわなぁ。

個室サウナ一つ目が好評だったんで、しれっともうひとつ買ってきた。

よーするに何が言いたいか。

風呂屋は極小老舗商売。いきなりドカッとお金使って新サービスなんか入れられない(つまり金ないし)。

そんな時は「小さくやって小さいなりの手ごたえゲット。で、手ごたえあったら勢いにのって小さく増強しましょ」ってこと。

リスク少なく、経営の精神衛生上のストレスもない。

「小さく成功して小さく増強」

極小老舗商売ではけっこう使えるやり方なのだ。

おしまい

真神友太郎(まがみ ゆうたろう)

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【まがみ ゆうたろう】

今こそ極小老舗商売         ~商売復活で日本が楽しくなる

廃業した小さな銭湯が急回復する方法はいくつかある。
僕らニコニコ温泉社ではこういった手法を「即時銭湯復活法」と呼ぶ。

今回はそのうちのひとつ、朝風呂の話をしたい

風呂業界には、朝風呂という巨大な市場がある。極小老舗商売たる銭湯は、朝風呂に挑戦する店はまだ多くないが、やれば確実に元気になるのが朝風呂だ。

朝風呂やってる店も、はじめた当初は「なんで朝にこんなに来るんだろう」と思ったはずだ(主な理由は日本が高齢社会ってのと関係してるがここでは割愛)。

早朝5時から営業をはじめ客数を増やした神戸市の湊山温泉(みなとやまおんせん)

さてこの朝風呂。一番客がくるのは早朝5時~8時。8時以降は、朝飯食べに帰宅するとか現役で働いている人は出勤するので客数は減っていく (※余談だが、それ故に朝食サービスをやってもイマイチ売れない)。

そして地方でも3時間のうちに30人、都会だとそれこそ100人来店する。これって極小老舗商売である銭湯にすれば、ありがたい来店数だ。


 ただ、どこの銭湯も朝風呂・早朝風呂をすぐに実行できるかというと難しい。

銭湯は1~2人で切り盛りしているところが多く、「よし、やってみるか」とすぐに行動に移せるケースはほぼない。やるにしても組織力や作業時間を整えなければできたものじゃないのだ。


 でも実装したときの効果は「朝ってこんなにお客さん来るんだ」という手ごたえとともに確実に客数に表れる。


「都会で人口多いからでしょ?」、「うちみたいな田舎じゃ無理だよ」と考える意見もあるかもしれない。ただこれだけは覚えといてほしい。

朝風呂は1日のうちでも確実に風呂需要がある時間帯。それは都会も地方も変わらない。お湯を沸かすコストはほぼ固定費なので、1時間に数人でも朝風呂客が来てくれれば、早朝に番台バイトさんを雇っても、赤字になることはない。


そして始めさえすれば、一人また一人と確実に客数は増え、気づけば売上増&客数増で、多くの銭湯が体力を取り戻していく。

 どんな商売にも言えることだが、一般にジリジリ客数が落ちて体力を削られている店は、新たな取り組みやサービスに踏み出そうにも、体力・気力・作業人数などが追いつかない。結果として長期にわたり店の体力(資金力、人材、情報、設備など)が削られていく。完全に悪循環だ。

 ここで話した朝風呂・早朝風呂は、実装できれば悪循環を断ち切るにはうってつけだ。今すぐとは言わなくとも、準備して半年後にトライしてみる、今度の連休だけイベント的にやってみる、など負担の少ない範囲で少しづつトライしてみてほしい。


 朝風呂に限った話ではないが、こういった事を続けていくと、極小だろうが老舗だろうが、商売というのは息を吹き返し、人も雇えるようになり、仲間も増える。売上利益も出てきてそれこそ復活していくものだ

 今回は銭湯復活の方法として、朝風呂を紹介した。

 実はこの朝風呂、ニコニコ温泉社が銭湯引継ぎの時の必殺技として必ず取り入れている。つまり効果実証済みの方法。そして今後新たに銭湯を引き継ぐ事があるとして、そこが地方だろうが都会だろうが必ず実装すると決めている。


全国の風呂屋も、くどいようだが今すぐは無理でも「チャンスをつくってやってみようか」と頭の片隅にでも覚えておいてもらえたらと思う。

おしまい

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【 真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)】

今こそ小さな老舗商売         ~プチ売上増で楽になれ!

極小老舗商売が元気になると、世の中に良いこと増える。
何といっても「こんな店が頑張れるなら!」と皆に勇気と希望を与える。

今回は「風呂を持ち出す」って話。

 前回、前々回のブログは、壁や天井で売上をつくる事例だったが今回はより風呂屋らしく、「風呂をテイクアウト」する取り組みを紹介。

僕らは極小老舗商売の銭湯をやってる。そして銭湯が風呂客だけで存続できる時代は終わりを迎えつつある。

人口多い都会の銭湯ですら、ジっとしてるとジリジリと客数は減る。

商売だから、メリハリつけねばお客さんに飽きられて客足が遠のくのは当然といえば当然。でも日本の人口減のスピードは結構速い。やはり工夫が必要なのだ

風呂屋がいかに小さい商売といえど、新しい需要を喚起し、些細ながらも新サービスはつくるのは大事なこと

今回紹介するのは「お彼岸泉(おひがんせん)」。ズバリ、「お彼岸のこの時期、ご家族の方に故人が生前大好きだった温泉を仏壇に供えてもらう」という目的で販売開始した、袋詰めの温泉だ。

「仏壇に供えたりお墓にかけたりできる」と好評の新商品『 お彼岸泉(おひがんせん)』

 これ結構売れる。お彼岸時期の3月・9月に売上が数万円増える。仕入れ原価はペットボトル除いてほぼゼロなので粗利益もそこそこ出る。

他に盆と正月の墓参りに使ってもらったり、じーさんばーさんの命日に「あの世でゆっくり温泉つかってな」とやはり仏壇に供えてもらうことだってできる。むしろ毎月販売してもいいぐらい。


ここで大事なことは手間をかけない、作業負担が少ないってこと。

極小老舗商売は夫婦でやってたり、数人でやってることが多い。新商品、新サービスが大事とは言え、準備が毎回大変だったり、毎回の作業量が跳ね上がったりすると既存サービスに影響が出て本末転倒。

その点、お彼岸泉のような商品販売は、袋詰め&ラベル貼りしたら、あとは番台に並べるだけ。準備の労力は最小限。いつものサービスや作業への影響はほとんどない。こういうのってメチャクチャ大事なのだ。

 お彼岸泉には、もうひとつ利点がある。

 普通、風呂屋というサービスはお客さんに来店してもらって初めて成立する=売上がたつ。風呂屋なんだから当然だけど、

 今やデリバリー、ネット通販、テイクアウトが当たり前の時代に「来店してもらわないと売上たたない」ということだ。これだけだと今の時代に結構ツラい。

 老舗商売といえど、この時代の潮流に無関心でいるよりは、流れにあわせる部分をもつほうがベター。その意味で風呂・温泉を店外に持ち出せるサービス「お彼岸泉」は大きな価値がある(あと、店外に持ち出してもらう事で広告効果もけっこうあるはず)。

 どうだろう。小さな商売、少ない人数で切り盛りする商売でも、あまり手間をかけずに新たな売上をつくる方法はまだある。

こうやって極小老舗商売がまた少しづつでも楽になったらいいと思う。

おしまい
真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【まがみ ゆうたろう】





■今こそ小さな老舗商売         ~プチ売上増で楽になれ!

極小老舗商売が元気になると、世のなか色々良いことだらけ。
何といっても「こんな店が頑張れるなら!」と皆に勇気と希望を与える。


前回ブログで、「売上伸ばすなら余ってる場所を使うべし」と書いた。

壁使って売上のばしてる事例を紹介した。
2年前にはじめて今は売上5~10万円/月でずっと推移してる。

今回は天井使った事例。

極小商売「銭湯」。
だいたい天井が高い。それも結構高い。

銭湯でひとっ風呂したお客さんから「横になりたい、仮眠したい」とか時々言われてたけど店は狭い。けど天井は高い。

なので天井にゴロっと横になれる「寝ころびゾーン」をつくった。

とても価値あるものだと信じ、サクサクっと有料にした。
3時間500円、5時間900円、ずっとゴロゴロは1500円。

つくった当初は月2万円くらいの売上増。
これでもうれしかった。

なんせただの天井、売上に何も貢献しなかったとこが2万円稼いでくれたから。

その後、 ジリジリと利用者は増え続けた。


4年たった今はどうか。なんと15万~20万円/月の売上。
人件費は増えてないし、原価もない。なので売上=営業利益。

しつこいようだけど、元々はただの天井だ。

どうだろう。世の中のありとあらゆる商売、それも家族経営のような極小商売でも、小さいなりに、狭いなりに知恵しぼれば、なかなかの結果を生むことがある。

月10万円とか利益続けば、一人で頑張らずに仲間を増やしたい。
人件費はバカにならないから毎日でなくていい。

週に2~3日でもスタッフさんを雇用し、自身は余剰時間でまずは休んだり、新しいことに挑戦する時間につかったり。

そして少しづつ元気な店になろうじゃないか。


★ポイント★ 「壁に売上、天井に利益」(大事なので2度目)
 (※屋根で売上・利益増の事例もある、後日に紹介予定)

おしまい
真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【まがみ ゆうたろう】



■今こそ小さな老舗商売         ~売上少し伸ばして元気に! 


【よーするに】
 「小さいから、売上サクっと伸びるし頑張ろう」ってこと


小さな商売、それも夫婦とか家族2~3人でやってる極小サイズの商売。


極小サイズの商売は、売上下がってくると 取り戻すパワーと意欲が維持されない。下手するとズっと業績下がり続けるのだ。


だがあまり悲観しなくてよい。極小老舗商売は意外にも回復力を持ってるのだ。極小サイズだけに、少し頑張れればわりとサクッと売上増になる。


最初は踏ん張りどころ。踏ん張って売上を少し伸ばし、少しだけ利益を確保。
利益を維持し、少し増えたお金で仲間を増やす(雇用する)のだ。


一緒に働いてくれる仲間が増えれば、作業が楽になって意欲もプチ回復する。
作業分担はもちろん、一人ではできなかったことも「しゃーない、やるか」とトライできるようになる。



じゃあ、肝心の売上増をどうするか。


これにはコツがある。余ってる場所を使うのだ。

「小さな商売、小さな店。場所なんて余ってないよ」と思うかもしれない

 
だがここで考えてほしい。


小さな店でも壁はある、天井はある、屋根ある、トイレ・鏡とかある。
そこを使うのだ。

 

ひとつ例をあげよう

  ~フロナカ書店街~


 ❶ 小さな銭湯が壁を使って本棚を設置。

 ❷本棚のそれぞれの枠を「自分で書籍・マンガを売る小さな本屋さんやりませんか? 『レンタルスペース』として貸し出しますよ っ」てサービスを開始。

 ❸本棚ひと枠を4000円/月で貸し出したら、けっこう希望者がいて、毎月の売上が5万円ほど増えた
(4000円/枠・月 × 13人(枠)に貸し出し = 52000円/月) 

板を組み合わせて本棚をつくった(銭湯のロビーの壁を活用)





余ってた壁に本棚つくるだけだから投資額も少ない。大きなチャレンジってわけでないし、よしやるか!と思えば結構はじめられるサービス。


それで毎月5万円の売上(=ほぼ利益も同額)が増えるんだから、小さな商売としてはかなり助かる。


 
 金ない、技術ない、人手不足・・・。ないない尽くしなのは、最初はまぁ仕方ないが嘆いててもどもならない。 いったん受け入れて知恵をしぼる。アイデアわかねばネット検索とかで真似できそうな実例を探して取り入れる。
 


 毎月の売上増が、壁で1万、天井で1万、屋根で1万とかになり、月数万円の売上増になれば、それだけで極小商売は商売がけっこう楽になる。



 実例(フロナカ書店街)みたいなことを立ち上げて続ければ、どんな老朽化した老舗でも、極小商売はみるみる回復をはじめるのだ。


小さいからこそと 前向きに考え、コツコツ売上伸ばそう、でもって仲間を雇用し、少しづつ元気な店になろうじゃないか。


★ポイント★ : 「壁に売上、天井に利益」
 (※天井で売上・利益増の事例もある、後日に紹介予定)

おしまい
真神 友太郎(まがみ ゆうたろう)

★★ 極小老舗(ごくしょう・しにせ)商売とは ★★
50年以上、100年以上の老舗の商売。探してみると結構ある。それも夫婦とか家族でやってるような小さな商売。駄菓子屋さん、八百屋さん、 豆腐屋さん、まちの食堂さん・・・。銭湯もそのひとつ。これを極小老舗商売と呼ぶ。世界中の極小で老舗な商売が元気を取り戻せば、日本や世界にとって良い事いっぱいなのだ。【まがみ ゆうたろう】

■生き残りをかけたドタバタ劇 ~ 教えて散歩

【よーするに】散歩がてらいろいろ教えてもらう

小さい商(あきな)いは、不景気来るとすぐに赤字転落。

とにかく資金ショートする前にがんばらにゃならん

神戸と大阪の店長つれて滋賀県の山に薪ボイラー見に行った

【ポイント】脳が動かないなら体動かすかあきらめて思考停止(寝るとか)

風呂屋の店の中でモンモン考えてると頭おかしくなる

商売がうまくいくアイデアも出てこん

散歩してたほうがマシ

散歩がてら色々教えを請いにいく

ポイント 「商売には散歩だいじ」
【追伸】 この散歩でタダで入手できる新型ボイラーの存在を知る(マジ?)

おしまい

銭湯のお股スパーン!発祥伝説

DSC_3018

銭湯の『お股スパーン!』発祥伝説 

かつて、廃業寸前の「富士見湯」という小さな銭湯が東京・昭島(あきしま)の地にあった

いつの頃かその銭湯に風呂客に幸福をもたらすという妖怪がすむようになった

爺さん姿のこの妖怪には、風呂客がふと気づくと隣の湯にチョコンと浸かり、目をそらすといつの間にか消えている、遠くで「お股スパーン」のタオルの音だけが響いてた…という妙な話が良く聞かれたものだ

不思議なことに妖怪を見た風呂客のまわりで「敵の銃弾がそれて命拾いした」、「生き別れた娘に会えた」という様な話が次々と聞かれるようになった

幻の妖怪の噂はやがて広がり、幸せの神通力にあやかろうと多くの風呂客がその銭湯に来るようになった

人々は幻の妖怪を「富士見湯おじぃ」と呼ぶことにした

小さな銭湯は廃業寸前だったが、富士見湯おじぃのおかげか息を吹き返し、その後も風呂商売はたいへんうまくいった

小さな銭湯の親父は思った

この銭湯に富士見湯おじぃがいる限り、たくさんの風呂客が幸せをさずかり、また風呂客も希望をもった人生が送れる・・・。そして自分の商売もうまくいく…と

銭湯の親父にとって富士見湯おじぃは居なくてはならない妖怪だったし、居なくなってしまっては困る妖怪でもあった

いなくなれば風呂客たちの幸せと希望が消えてしまうかもしれない。ひょっとしたら風呂客が減り、廃業寸前の銭湯に逆戻りするかもしれない。そう思ったものだった

恐れていたことはおこった…

ある時から富士見湯おじぃは忽然と姿を消した

一説によると「新しいボイラーの音がイヤで西の方に行ってしまった」とも言われた。しかし本当の理由はわからない。

風呂客たちは浴場で毎日探したが「お股スパーン!」の響きはおろか、姿すら見つけることはできなかった

風呂客たちは彼の「お股スパーン!」の音を懐かしがった

「お股スパーン!」を真似ることで富士見湯おじぃに再び会えるかもと思い、自ら「お股スパーン!」する者まで現れ、いつしか「お股スパーン!」は人々や世間に定着していったという・・・

・・・これははるか昔、富士見湯の先々々代から聞いた、「お股スパーン!」発祥にまつわるお話。今ではタオルで「お股スパーン!」をやる人はめっきり減り、見かけることは殆どない

だがもし富士見湯で「お股スパーン!」の音を聞いた気がしたら、それは富士見湯おじぃが帰ってきて久しぶりに「お股スパーン!」をやっている響きに間違いないだろう・・・

ちなみにその後、小さな銭湯「富士見湯」の風呂客はやはり減ってしまった

しかし富士見湯の親父は毎日必死で頑張り、風呂客が喜ぶアイデアを次々と実行し、東京・昭島(あきしま)の地で今もなんとか湯を沸かし続けているという

銭湯の「お股スパーン!」発祥伝説

おしまい